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ホンジュラス概要

ホンジュラスは北米大陸と南米大陸を結ぶ中米地峡に位置する日本の約3分の1ほどの小さな国で(周辺国はグアテマラ、エルサルバドル、ニカラグア)、この地域の最も貧しい国のひとつに数えられています。国を支える主要産業(主にコーヒーとバナナ)が脆弱な上、数世紀に渡る欧州列強の植民地支配に端を発する搾取的社会と文化の形成により、恒常的に著しい貧富の格差が存在し、多くの一般国民が深刻な貧困に喘いでいます。
また汚職による政治腐敗が著しく政府はその責務を果たさず、更に麻薬犯罪組織の暗躍と警察組織の退廃により極めて治安が悪く、日々暴力と犯罪が絶えません。社会福祉はほとんど提供されず医療レベルも極めて低く、また公的教育システムも必要な機能を果たしていません。
これらの現実を生きるホンジュラス国民は、明日への希望を持つことが極めて困難です。

ホンジュラス地図

República de Hondurasホンジュラス共和国

ホンジュラス国旗 外務省ホンジュラス共和国基礎データより (2024年3月5日現在)

面積

112,490平方キロメートル(日本の約3分の1弱)
1,043万人(2022年 世界銀行)

首都

テグシガルパ

民族

混血91%、先住民6%、アフリカ系2%、ヨーロッパ系1%

言語

スペイン語

宗教

伝統的にカトリック(信教の自由を憲法上保障)

主要産業

農林牧畜業(コーヒー、バナナ、パーム油、養殖エビ等)

政体

立憲共和制

外交基本方針

(1)対米関係重視。外交多角化の観点よりアジアとの関係緊密化に努力。
(2)中米統合の促進(関税同盟の推進等)。
(3)2023年3月、外交関係を維持してきた台湾と断交し、中国との外交関係を樹立。

二国間関係

1935年2月外交関係樹立。1941年12月からの外交関係中断を経て1953年10月外交関係再開。1967年相互に大使館開設。 1998年のハリケーン・ミッチを受けて人道援助のため日本は国際緊急援助隊として初となる自衛隊の医療部隊をホンジュラスに派遣。

通貨

レンピーラ(L)

為替レート

1米ドル=約24レンピラ(2023年 ホンジュラス中央銀行)

在留邦人数

126人(2023年10月現在)

在日ホンジュラス人数

156人(2023年6月現在 法務省)