ホンジュラスとは | 一瞬のホンジュラス

ホンジュラス共和国
Republic of Honduras

Honduras_Flag

面積●112,492平方キロメートル(日本の約3分の1弱)

人口●約746万人(2009年、世銀)

首都●テグシガルパ

民族●ヨーロッパ系・先住民混血91%、その他9%(先住民6%、アフリカ系2%、ヨーロッパ系1%)

言語●スペイン語

宗教●伝統的にカトリック(信教の自由を憲法上保障)

内政●1963年以降1980年まで軍政が続き、1980年に制憲議会選挙、1981年に総選挙が行われ、1982年に民政移管。以後7回の大統領選挙が実施されており、自由党と国民党の2大政党制度が定着していると言える。2009年6月28日未明、軍がセラヤ大統領(当時)を拘束して国外移送するというクーデターが発生した。国連や米州機構(OAS)などの国際社会は一斉にクーデターを非難し、7月4日にはOASがホンジュラスの加盟資格停止を決定した。2009年7月からアリアス・コスタリカ大統領の仲介により、セラヤ大統領側と「暫定政府」側双方による問題解決のための対話が開始。その後、OAS及び米国の仲介も得て、2009年10月30日、セラヤ大統領側と「暫定政府」側が「テグシガルパ・サンホセ合意」に署名。2009年11月29日に実施された大統領選挙・総選挙で、ロボ国民党候補(当時:野党)が当選し、2010年1月27日、大統領に就任。ロボ大統領は政変後の国内融和と国際関係の修復に尽力し、欧米等多数の国との関係を正常化した。日本政府も「テグシガルパ・サンホセ合意」の未履行事項であった「統一和解政府」の成立(2010年2月25日)と「真相究明委員会」の設立(4月13日)等を受け、2010年4月23日、外交関係を正常化した。一方,米州人民ボリバル同盟(ALBA)を含む一部中南米諸国はセラヤ元大統領が帰国していないこと等を理由にホンジュラス政府を承認しておらず、こういった状況を踏まえてホンジュラスのOAS復帰も実現していない。

主要産業●農林牧畜業(コーヒー、バナナ、養殖エビ等)

通貨●レンピーラ(L)

為替レート●1$=18.9レンピーラ(2010年平均)

在留邦人数●206人(2010年10月現在)




Kenyi Ono
Mario Kenyi Ono (マリオ・小野健治)
1965年東京生まれ。レントゲン車で全国をまわる巡回健康診断に従事。2003年より仕事の合間をぬって中米ホンジュラスへの個人的支援活動に携わる。日本で義援金を募り現地の修道女たちと協力して様々な支援計画を実施。現在に至る。

中米ホンジュラス

ホンジュラスは中米5カ国(グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ)の中で最も貧しい国のひとつと言われています。国を支える主要産業(主にコーヒーとバナナ)が脆弱な上、著しく不平等で不公正な社会構造から生じる富の一極化により激しい貧富の差が存在し、多くの国民が深刻な貧困に喘いでいます。また政治腐敗が著しく、政府はその責務を果たさず、恒常的な麻薬汚染も伴って極めて治安が悪く、日々暴力と犯罪が絶えません。社会福祉はほとんど提供されず、医療レベルも極めて低く、また教育システムも必要な機能を果たしていません。制御不能に陥ったエイズの拡大も加わって、ホンジュラス国民は明日への希望を持つことが極めて困難です。





これまでの活動

私は2003年の最初のホンジュラス訪問以来、同国西部オコテペケ市の社会福祉施設「聖母の家」との交流を深め、同施設を運営する修道女たちとの協力関係のもと、2004年より日本からの支援活動を開始しました。2005年には現地オコテペケ市内に「路上孤児の家」を建設し、続いて2006年には「母子家庭の家」を建設しました。また2007年より施設「聖母の家」の諸事業に対する経済的支援を開始し、修道女たちの主な活動である「極貧の病者に対する無料診療と投薬」、「栄養失調児たちの保護と養育」、及び「身寄りの無いお年寄りたちの終身保護」の安定的継続に寄与しました。更に2011年には同修道女会の運営する「聖アントニオ女子孤児院」への経済的支援も行い、孤児少女たちの保護と自立支援に協力しました。
今後も施設「聖母の家」、及び「聖アントニオ女子孤児院」との協力関係を通して、ホンジュラスの困窮者への支援活動を続けて行く予定でおります。


2005年に完成した「路上孤児の家」(奥)と2006年に完成した「母子家庭の家」(手前)

施設「聖母の家」で保護されている栄養失調の子供たちと身寄りの無いお年寄りたち。そして「聖アントニオ女子孤児院」で暮らす孤児少女たち。ホンジュラスには深刻な貧困から生じる過酷な現実があります。その最大の犠牲者となるのは幼い子供たちとお年寄りたちです。ホンジュラスのシスターたちは彼らを支えるために地道で弛まぬ支援活動を続けています。

「聖母の家」で保護されている栄養失調の子供たちと身寄りのないお年寄りたち

聖アントニオ女子孤児院の子供たち